北海道大学 遺伝子病制御研究所

研究所について

所長挨拶

「なぜ病気になるのか?」を研究して病気の新しい予防、治療法を開発する

遺伝子病制御研究所(Institute for Genetic Medicine; IGM)へようこそ

私たちの周りにはいろいろな病気があります。例えば、癌、糖尿病、リウマチ、高血圧、動脈硬化、インフルエンザウイルス感染、エボラウイルス感染、ジカ熱などなど。しかし、私たち医学研究者が、「なぜ、それらの病気になるのか?」と聞かれてきちんと説明できる病気には、実は、まだまだ限りがあります。
多くの病気は、それぞれの病気に特有の遺伝子の変異、あるいは遺伝子の発現レベルの変動を伴い、それらが病気の発生に影響します。また、感染症やそれに関連する病気でも、ウイルスや、細菌の遺伝子がそれら病気に関係します。現在、私たちの研究所では「感染、癌、免疫、炎症」に関する研究を中心に、固有の遺伝子の機能が、生体の状態にどう影響するのかを、分子レベルから個体レベルまで調べて、さらに、その遺伝子が関係する病気を解明してそれら病気の新しい予防法や治療法を開発しています。

私たちの研究所は、歴史的には、60年を超える歴史を持つ北海道大学免疫科学研究所(結核研究所を前身)と40数年の歴史を有する医学部附属癌研究施設が統合して2000年4月に発足しました。現在、総数16の研究室・施設があり、また、北海道大学の医学部・医学研究科、理学部化学専攻、総合化学院、生命科学院、獣医学研究科などと連携して、常時50名を超える学部学生、大学院生や留学生を受け入れて、総勢100数十名の構成メンバーから成る東日本最大の基礎医学、橋渡し研究(基礎医学研究を臨床の現場に届ける研究)の拠点の1つです。2008年より「細菌やウイルスの持続性感染により発生する感染癌の先端的研究拠点」として文部科学省共同利用・共同研究拠点に認定されました。

私たちは、これらの研究活動を通じて、国際的にも評価される新規コンセプトを提示し、国内外の基礎医学研究、橋渡し 研究をリードして多くの病気の原因を明らかにし、未来の革新的な医療を通じて世の中に貢献します。さらに、幼稚園から小中学校、高校、 大学、大学院、また一般の会社、個人のグループに出張型、研究所への訪問型の講義、講演会も行っております。もし,ご興味ありましたら、村上(director@igm.hokudai.ac.jp)まで、お気軽にご連絡ください。

今後とも遺伝子病制御研究所へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

2016年4月
遺伝子病制御研究所
所長 村上 正晃