【研究成果】シェーグレン症候群の新たな病態生理を解明
野口昌幸客員教授は遺制研在任中より米国NIHのJohn Chiorini博士と国際共同研究を続けてきましたが、この度シェーグレン症候群の新たな病態生理を解明し、The Journal of Clinical Investigation誌に発表しました。

シェーグレン症候群は口腔内の乾燥感を主徴とした自己免疫性の唾液腺炎で、いまだ詳しい病因が分かっておらず根本的治療法もないため、患者さんは慢性的な乾燥症状や口腔機能の低下に苛まれてきました。当研究グループでは、このシェーグレン症候群の病態生理を明らかとし、疾患特異的な治療アプローチを開発することを目的に研究を進めて参りましたが、今回本疾患が誘導されるメカニズムを新たに解明しました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35113815/