【研究成果】世界初!神経回路で遠隔部位に炎症を生む分子機構を発見

北海道大学遺伝子病制御研究所,量子科学技術研究開発機構量子生命科学研究所,自然科学研究機構生理学研究所の村上正晃教授らの研究グループは,複数の関節リウマチモデルを用いて,炎症性疾患で遠隔部位に左右対称な炎症病変を生じさせる分子機構を明らかにし,これを「遠隔炎症ゲートウェイ反射」と定義しました。

・関節内の炎症を,特定の神経回路を介して逆側の関節内に伝播させる分子機構を発見。

・その分子機構は炎症で生じるATPにより活性化し,かつ逆側関節での ATP産生から炎症を誘導。

・本神経回路,ATPの人為的制御による関節リウマチ,間質性肺炎,乾癬などの治療への応用に期待。

Journal of Experimental Medicine(2022.5.17公開)
https://doi.org/10.1084/jem.20212019

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プレスリリース

【報道】
日本経済新聞オンライン
どうしん電子版

 

2022年05月18日|お知らせ:2022年, 研究成果