病気につながる血管周囲の微小炎症を標的とする量子技術・ニューロモデュレーション医療による未病時治療法の開発

現在、慢性炎症の起点である血管周囲の「微小炎症」が生じた時期「未病」を検出・除去する技術はありません。本提案では、量子計測技術と、AIによる情報統合解析により、微小炎症形成機構であるIL-6アンプ*を超早期に検出する技術と神経回路への人為的刺激で微小炎症を除去する新規ニューロモデュレーション*技術にて未病を健常へ引き戻す技術を開発します。
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IL-6アンプ:炎症が関連する病気の原因となる非免疫細胞での炎症誘導機構でNFkBとSTAT3の同時活性化にて誘導される
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ニューロモデュレーション技術:人為的な微弱な電気、磁気、超音波刺激などによる神経回路の制御を介して病態を改善する技術
2040年までに期待されるブレイクスルー
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慢性炎症の超初期である「微小炎症」の検出と除去について2つの技術を開発する。
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①ナノダイヤモンドナノセンサーやナノポアなどの量子技術を用いた自己反応性細胞とIL-6アンプの多次元解析から微小炎症を超高感度に診る技術を開発
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②血管を制御するゲートウェイ反射へのニューロモジュレーションから微小炎症を摘む技術を開発